27日の衆院選投開票まで残り1週間を切り、与野党は接戦の選挙区のてこ入れに懸命だ。自民党は派閥裏金事件の逆風で都市部を中心に守勢が目立ち、党幹部から選挙後の「連立拡大」論が上がるなど切迫した雰囲気も漂う。これに対し、野党第1党の立憲民主党は政権追及を強める構え。比例票を巡る野党間の競合も激化しそうだ。「最大の危機感を持って戦う。自公が過半数を割れば日本はどうなるのか」。石破茂首相(自民総裁)は