「四日市がきれいな街になり、夜景も注目されているけど、犠牲者がいたということだけは忘れてもらうとかわいそう。尚子がかわいそうすぎる。街がまちが良くなればなるほど、尚子が居たらな、と常に思っている。私の一番の不幸です」こう話すのは、谷田輝子さん(90)。尚子…というのは、娘の名前です。谷田さんは9月7日、四日市公害の犠牲者を追悼する慰霊祭に出席しました。四日市公害では、これまでに1131人が亡くなり、認定患者