ジュリアス・ロドリゲス(Julius Rodriguez)を初めて観たのは2020年のブルーノート東京。カッサ・オーバーオールの来日公演に同行していた彼は当時21歳ながら、ピアニストとしてハイレベルな演奏を聴かせるだけでなく、ライブの途中でカッサに替わりドラムまで演奏していた。しかも、その時点で配信されていたハービー・ハンコック「Buttefly」のカバーを聴いてみたら、作編曲や演奏だけでなくポストプロダクションまで行き届いた