NHK大河ドラマ「光る君へ」第27回は「宿縁の命」。藤原道長とその妻・倫子の間に生まれた娘・彰子は、長保元年(999)11月7日、一条天皇の女御となります。ところが、その同じ日、一条天皇の中宮・定子が皇子を出産するのです。第一皇子の敦康親王です。天皇は寵愛する定子が男子を産んだことを非常に喜び、藤原行成(能書家として三蹟の1人として有名)に対し、気持ちが「快然」(気分が良い)としていると語ったほどでした。