(撮影:田所千代美)「任天堂の海外販売戦略における部分をつまびらかにした、おそらく初めての本でしょう」。5月に刊行した『崖っぷちだったアメリカ任天堂を復活させた男』について、そう語るのはエンタメ社会学者の中山淳雄氏だ。なぜ、任天堂という会社で著者のレジー・フィサメィ氏が抜擢され受け入れられたのか。自身も日本コンテンツの海外展開を手掛けてきた中山氏に、日本企業と北米企業との違いを踏まえつつ話を聞いた