三浦大知のニューアルバム『OVER』は紛れもない傑作だ。『球体』(2018年)や『Backwards』(2021年)で示された音楽性をさらに発展させつつ、楽曲の顔となるメロディは格段に明快になっていて、複雑な奥行きと直感的な楽しさが美しく両立されている。【撮り下ろし写真を見る】三浦大知そのうえ曲順も絶妙で、トータル34分の組曲として延々リピートできる流れの良さが素晴らしい。ポップミュージックとしての訴求力と、アルバムと