逮捕されたネパール人男性が取り調べ中に亡くなったのは、警視庁の留置担当官や検察事務官が、職務上つくすべき注意義務に違反したからだとして、遺族が国家賠償法にもとづいて、国と都を相手取り、約6183万円の損害賠償をもとめた訴訟。東京地裁の福田千恵子裁判長は3月17日、原告の請求を一部認めて、都に100万3000円の支払いを命じたうえで、国に対する請求を棄却する判決を言い渡した。原告代理人は「結論としては勝訴だったが