山形県内で女子更衣室に盗撮目的でスマートフォンを設置したとして、県迷惑行為防止条例違反(卑わいな行為の禁止)と建造物侵入罪に問われた男性に対する裁判を巡り、山形地裁と仙台高裁で異なる判断が出た。山形地裁(土倉健太裁判官)は2022年3月、建造物侵入罪について「身体の全部が入っていなければ成立しない」として無罪と判断。一方、仙台高裁(深沢茂之裁判長)は2023年1月、「身体の大部分が入っていれば成立する」とし