84歳にして初めてネイルサロンを訪れた佐賀美智子さん(筆者撮影)外見によって人の価値をはかるべきではない――。「ルッキズム」とは容姿の美醜による差別の意味でしばしば使われるが、それでも自分の基準で「美しくありたい」と思う人は多くいる。自らの外見を変えることによって、その人たちが手にしたいものは何なのか。「美しくありたい」の背景にあるものを追う。「娘に連れられて、初めてネイルサロンに行ってきたんです」