春夏向け小売商品として展開されているコーヒーお茶の水出しタイプが、秋冬も継続して採用される動きが広がっている。その要因は温暖化に加えて、嗜好性(おいしさ)・簡便性・経済性の3つの価値をバランスよく兼ね備えている点がコロナ禍で浮き彫りになったことにあると考えられる。簡便性や経済性の極みはパウダーやリキッドで、嗜好性の極みが手いれのコーヒーお茶だとすると、水出しはその両極端の中間に位置づけられる。