ビジネスシーンでスーツ離れが進んでいる。2005年のクールビズ開始をきっかけに、夏場にジャケットやネクタイを着用しないことが当たり前となった。その後、2011年の東日本大震災後の節電促進により、いわゆるオフィスカジュアルと呼ばれる服装が浸透した。昨年、メガバンクが相次いで服装の自由化を発表したことは、記憶に新しく、ビジネス=スーツという絶対的構図は崩れつつある。アパレル不況のなか、好調のオーダースーツ