毎年25%を超える視聴率を誇る正月の風物詩、箱根駅伝。なぜこれほどまでに人を惹き付けるのか!?その理由のひとつに、襷をつなげない無念のドラマ、「途中棄権」を挙げる人もいるのではないだろうか。歴史をさかのぼれば、箱根駅伝をつくった男にも「途中棄権」を巡る物語があった。その男の名は金栗四三(かねくり・しぞう)。2004年の第80回大会からは、大会最優秀選手に贈られる賞としてこの創設者の名を冠した「金栗四三杯」