打てそうで打てない。下関商・森元奏が見せた妙味のある投球甲子園、神宮大会、中国大会の戦いぶりを見ていると、山口県の代表校は、突出した力はなくとも、攻守ともに安定していて、試合運びが実に上手いチームが多い。下関商はまさに初回からそんな試合を見せてくれた。この試合、どちらに注目を注がれたといえば、白樺学園だ。先発・河村 説人(3年)は192センチ85キロと恵まれた体格を誇る投手で、スカウト的な見方をする