藤田直之はいつも淡々と話す。だがこの日のコメントでは、いつもに比べると力が入っているようだった。「攻撃面で何もしていなかったですね。ボールもそんなに触らなかったし、奪ったところのカウンターの基点にもならなかったし、サイドが詰まったときに自分が顔を出してサイドチェンジをすればよかったと思います。最低限のことしかやっていません」そう反省しながらも、手応えは感じたようだった。ただ、思い出すと、ドキドキす