第34回「数検」グランプリで優秀者・団体を表彰しました(会場:アルカディア市ケ谷 私学会館)

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公益財団法人 日本数学検定協会

算数・数学の実用的な技能を測る、実用数学技能検定「数検」(数学検定・算数検定、以下「数検」)を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:高田忍、以下「当協会」)は、2025年度に数検を受検し優秀な成績を収めた個人・団体を表彰する、第34回実用数学技能検定「数検」グランプリ表彰式典(会場:アルカディア市ケ谷 私学会館/東京都千代田区)を、2026年8月4日(火)に開催いたしました。なお表彰式典には、文部科学大臣賞とそのほか一部の受賞者にご列席いただきました。


■第34回 実用数学技能検定「数検」グランプリ 受賞者一覧はこちら(https://www.su-gaku.net/suken/wp-content/uploads/2026/08/grandprix34th.pdf)




「文部科学大臣賞」個人賞の表彰の様子

「文部科学大臣賞」団体賞の表彰の様子

個人では10歳から79歳の受検者が受賞

個人賞では、「文部科学大臣賞」6人、「会長賞」4組5人、「金賞」19人、「生涯学習功労賞」76人が受賞しました。受賞者の最年少は10歳、最年長は79歳と幅広い年齢の受検者が受賞しており、生涯学習の一環としても幅広く数検が活用されていることがうかがえます。また、「文部科学大臣賞」の受賞者は、6人中4人が小中学生で、若年者が目立つ点については、数理・データサイエンス・AIの基盤である数学を主体的に学習し着実に身につけた結果であり、このような人材の学びが次代を支える力となるものと推察します。



「数検」グランプリ会長賞の表彰の様子

団体賞では25団体が受賞。文部科学大臣賞は5部門において各1団体が受賞

団体賞には、「高等教育」「高等学校」「中学校」「小学校」「公教育団体」「一般団体」の6部門があり、「文部科学大臣賞」は、そのうち5部門5団体に贈られました。「金賞」は5部門20団体が受賞しました。


受賞者代表あいさつ要旨
< 「文部科学大臣賞」団体賞 岐阜聖徳学園大学附属小学校(岐阜県) 学校長 石原 学(いしはら まなぶ)様 >

受賞した団体を代表して、ひとこと挨拶を述べさせていただきます。


このたびはたいへん名誉ある賞をいただきまして、誠にありがとうございます。


団体一同の代表として心からお礼を申し上げますとともに、関係のみなさま方に深く感謝いたします。


団体の立場からお話をさせていただきます。



本校では20年以上前から実用数学技能検定を各学年の学習内容の定着の証の1つとして導入してまいりました。


時期がまいりますと子どもたちは「先生、プリントちょうだい」と、子どもたち同士で休み時間を使ったり、家に持ち帰ったりしながら学習をして検定当日をむかえております。


たいへん歴史のある検定で、子どもたちの励みになっておりますし、私たちもとても楽しみにしております。


一方で検定ですので、当然うまくいかないこともあり、時には目に涙を浮かべる姿を見ると心が動かされることも多くあります。「でも次もがんばる」と言いながら糧にして6年続ける姿から、厳しい世の中を生きていく子どもたちが伸びる力をつけているなと感じます。



とくにいま、興味や関心を伸ばすことが重要視されているわけですが、もちろんこの算数・数学はいちばんベースとなるもので、そこに向かって日々取り組むという、学びに向かう姿勢のいちばん根底にあるものではないかな、と期待しています。


このような意味でも実用数学技能検定を本校ではうまく活用させていただいております。



夏休みが明けて学校が始まりましたら、本日の表彰式のことを伝え、あらためてみなで喜びをわかちあうとともにますます努力を重ねていきたいと思っております。


かんたんではございますけれども、挨拶に代えさせていただきます。


本日はどうもありがとうございました。


< 「文部科学大臣賞」個人賞 涌田 直輝(わくた なおき)様 >

このたびは文部科学大臣賞というたいへん名誉ある賞を授与いただき、ありがとうございます。


私が数学検定をはじめて受けたのは、小学校1年生のときです。


小さいころから数字やパズルなどが好きだった私に、母が算数検定の受検を勧めてくれたのがきっかけでした。


当時は9級を受け、合格をいただきました。はじめての受検が合格で、その喜びを知ったことも、数学検定を継続して受検できる原動力になったのかなと思います。



そこから準1級に合格する小学校6年生までのあいだ、数学検定をとおして数学に触れ、その楽しみを味わうことができました。


そのあと、中学・高校では、物理部(ロボットやプログラミングを扱う部活)に入部し、検定とは少し離れた生活をしていたのですが、高校2年生になり、最終的に受検していなかった1級を受けようと思い立ち、受検しました。



数学検定に向けた学習をとおして、論理的思考力や、複雑な問題を分割して考える力を身につけることができますが、この力は、数学以外のさまざまな場面で生かすことができます。


たとえば、科学や物理を学ぶ際に、シンプルな計算能力はもちろん必要となりますが、それだけでなく、複雑な現象を考えるときにその現象を分割して少数の原理から結果を導くといった考え方は数学に通ずるものがあります。


中学・高校で入っていた物理部でも、機械工作やプログラミングをするうえで、ゴールまでの手順を論理的に導いて解決する力・考え方がたいへん役立ちました。



このように数学は1つの教科に留まらず、多くの分野を支える基礎である学問であると感じています。


今後も数学を土台として物理や科学をはじめとするさまざまな分野への理解を深め、学び続けていきたいと思います。


最後になりますが、文部科学大臣賞を受賞できたのは、これまでご指導いただいた先生方、あたたかく見守ってくれた家族、それ以外の多くの方々のおかげです。


この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。本日は誠にありがとうございました。



< 「数検」グランプリ 会長賞 川瀬 茂樹(かわせ しげき)様 >

このたびは、「数検グランプリ」で会長賞をいただきまして、


たいへんありがたく、うれしく思っております。本当にありがとうございました。


私はもともと数学が大好きでして、昭和34年ころに刊行された矢野健太郎先生の『演習 微分方程式』という本を、毎日くり返し解いて楽しんでおりました。



「英語には英検、漢字には漢検があるのに、数学にはないのかな」と思っていたところ、


平成4年に「数検(実用数学技能検定)」ができたと職場で教えてもらいました。


当時、東京で弁理士事務所を営んでおり、受検を勧められ、すぐ1級を受けたのがはじまりです。



実際に受けてみると、これが本当におもしろいんです。


1次検定の検定時間である1時間というのはとても短くてですね。


2次検定は証明問題を中心にじっくり挑みます。2時間もありますが、時間が足りないです。


合格と不合格をくり返しながら受検を続け、先日あらためて合格証を数え直してみたところ、手もとに60枚ほどありました。



私も今年で80歳になり、目や耳も不自由になり、足腰もだんだん弱ってきました。


今回、受賞のお知らせをいただいた際も、体調を考慮して辞退を考えたのですが、妻から「ぜひ行ってきなさい!」と背中を押され、付き添ってもらいながら伺うことができました。


協会とは30年以上の長いお付き合いになりますが、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


胸を張って「好きだ」と言えますし、これからも生涯をかけて受検を続けたいと思っております。


会場のみなさまも、これからも数学を楽しんでがんばってください。


本日は誠にありがとうございました。


(受賞者代表あいさつ要旨、以上)



当協会は、今後も、学校教育における数学指導がさらに充実し、国民のみなさまの数学への関心が高まるとともに、生涯を通じた数学学習がますます盛んになるよう事業の運営に邁進してまいります。



「数検」グランプリの選考基準について

 年間(4~3月)の数検合格者ならびに実施団体を対象に、下記の選考基準によって賞を授与します。


<個人賞>


●金賞(1~5級を対象)


 〇継続して数検を受検し永く学習活動が続けられていること。


 〇各階級の数検合格者から優秀な成績を収めたもので当協会の顕彰評価会議が認めた方(満点合格者が該当しない階級がある場合には、満点に準ずる成績優秀者から選考)。


●文部科学大臣賞(1~5級を対象に各階級1人)


 〇上記金賞受賞候補者のなかからさらに卓越して成績優秀であった合格者を対象に、当協会の顕彰評価会議が認めた方。


●会長賞


 〇継続して数検を受検し学習活動が続けられていること。


 〇親子等で受検し、ともに優秀な成果を収めた家族。


 〇優秀な成果を収めた合格者のなかから、生涯学習にふさわしく、当協会の顕彰評価会議が認めた方。


●生涯学習功労賞


 団体賞のなかから永く数学の指導に携わり、指導の成果を挙げられ、当協会の顕彰評価会議が認めた方。


<団体賞>(高等教育、高等学校、中学校、小学校、公教育団体、一般団体の6部門)


●金賞


 〇継続して数検を活用され数学の学習活動が盛んであること。


 〇奨励賞として選出された団体(年間を四半期に分け、各期間に実施された団体の中から優秀団体を奨励賞として表彰)のなかから合格率が上位50団体(目安)であること(ただし、合格率が同率の場合、団体の規模、学年、受検階級を考慮する)。


 〇当協会の顕彰評価会議が認めた団体であること。


●文部科学大臣賞(高等教育、高等学校、中学校、小学校、公教育団体、一般団体の6部門の中から各部門1団体)


 〇上記金賞受賞候補団体のなかからさらに卓越して優秀であった団体を対象に、当協会の顕彰評価会議が認めた団体。



表彰について

 受賞者、受賞団体には、以下のとおり賞状および記念品が贈呈されます。


<個人賞>


○文部科学大臣賞/文部科学大臣賞状、記念品


○金賞/賞状、記念品


○会長賞/賞状、記念品


○生涯学習功労賞/賞状


<団体賞>


○文部科学大臣賞/文部科学大臣賞状、記念楯


○金賞/賞状、記念楯



「第34回実用数学技能検定『数検』グランプリ表彰式典」開催概要

開催日時:2026年8月4日(火)14:00~16:00


主  催:公益財団法人 日本数学検定協会


後  援:文部科学省


会  場:アルカディア市ヶ谷 私学会館(東京都千代田区)


※表彰式典には、文部科学大臣賞とそのほか一部の受賞者にご列席いただきました。



【「数検」について】

 実用数学技能検定「数検」(後援=文部科学省。対象:1~11級)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測り、論理構成力をみる記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第 1 回を実施した 1992 年からの累計志願者数は 800 万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、タイなどでも実施され(累計志願者数は60,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数はのべ数です。



【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)

 「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるIBT(Internet Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。



【データサイエンス数学ストラテジストについて】(当協会の行うその他のおもな公益事業)

 「データサイエンス数学ストラテジスト」は、データサイエンスの基盤となる数学スキルとコンサルティング力を兼ね備えた専門家として認定する資格制度で、2021年9月に新設しました。資格試験は、中級と上級の2つの階級があり、五肢択一のIBT(Internet Based Testing)形式で行います。データサイエンスの基盤となる基礎的な数学(確率統計・線形代数・微分積分)と実践的な数学(機械学習系・アルゴリズム系・ビジネス系数学)の理解度・習熟度を測定します。


【法人概要】

法人名: 公益財団法人 日本数学検定協会


所在地: 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階


理事長: 高田 忍


会 長: 若山正人(九州大学 名誉教授、ZEN大学 学長)


設 立: 1999年7月15日


事業内容:


(1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行


(2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施


(3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供


(4)数学の普及啓発に関する事業


(5)数学や学習数学に関する学術研究


(6)その他この法人の目的を達成するために必要な事業


URL:https://www.su-gaku.net/


※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会の登録商標です。


※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。