■日経225と米国株価指数を同じ感覚で取引しない

日経225、NYダウ、S&P500、NASDAQ100は、いずれも代表的な株価指数ですが、値動きの特徴は同じではありません。

日経225は、国内企業の業績だけでなく、ドル円、米国株、海外投資家の売買、先物市場の動向などから影響を受けます。

東京市場の開始直後には、前日の海外市場や為替の変動を織り込むため、価格が大きく動くことがあります。

NYダウは、景気敏感株や大型企業の値動きの影響を受けやすい場面があります。

S&P500は米国市場全体の方向を示す代表的な指数として、金利や景気見通し、企業業績などに反応します。

NASDAQ100はテクノロジー関連銘柄の比重が高く、金利や成長期待の変化によって大きく変動する場合があります。

すべての指数を同じロット、同じ損切り幅、同じ時間帯で取引するのではなく、それぞれの特性に応じた判断が必要です。

■複数市場の連動を確認し、単独チャートへの依存を減らす

株価指数は、一つの市場だけで独立して動いているわけではありません。

日経225は、米国株が大きく下落すれば影響を受ける可能性があります。

NASDAQ100は、米国長期金利の上昇や金融政策への警戒によって、大きく変動することがあります。

米国株が上昇していても、急激な円高が進めば、日経225には異なる影響が現れる場合があります。

一つの指数チャートだけを見ていると、現在の値動きが市場全体の流れに沿っているのか、個別の要因による一時的な変化なのかを判断しにくくなります。

本CFD セミナーでは、すべての情報を無制限に集めるのではなく、現在取引している指数に影響しやすい市場を整理します。

為替、米国株、金利、ボラティリティなどを確認し、複数市場が同じ方向を示しているのか、判断材料が衝突しているのかを見極めます。

■AI分析で大量の市場データを一定の基準で整理

株価指数CFDの分析には、多くの情報が関係します。

株価のトレンド、為替、金利、ボラティリティ、市場の過熱感、投資家の売買動向、信用取引、空売りなどを毎日確認し、同じ基準で評価することは簡単ではありません。

また、人間は自分が期待する方向に合った情報を重視しやすい傾向があります。

買いを検討しているときは強気材料が目に入り、売りを検討しているときは弱気材料ばかりを探してしまうことがあります。

本講座で扱うAI分析は、未来を確実に予測する装置ではありません。