マーチャント・バンカーズ株式会社(以下、マーチャント社といいます。)は、2026 年6月~2029 年10月(3 年5 か月間)を実行期間とする、グループ中期目標「MBKグループ中期ビジョン2029」(以下、「中期ビジョン」と記載します。)を策定し、2026 年6月15 日開催の取締役会において決議しましたので、お知らせいたします。
 なお、当該中期ビジョンをベースとして、2026 年10 月期中に、2027 年10 月期~2029 年10 月期(3か年)の中期経営計画についても策定する方針です。

                    記

1 基本方針
 マーチャント社は、これまで適切な適時開示及び透明性の高い決算情報の開示に努めてまいりましたが、一方で事業の性質上、不動産や有価証券の売買損益といった見通しが立てにくいビジネスを展開しているため、中期経営計画の発表については当面の間行っておりませんでした。
 また、2007 年3 月期に計上した売上高10,522 百万円をピークに、リーマンショックの影響により、2018 年3 月期には売上高1,794 百万円まで減少し、その後、不動産収益物件への投資による家賃収入並びに売却により、2024 年10 月期には4,446 百万円まで回復しました。
 この度、マーチャント社取締役会において議論を重ねた結果、一致団結して、さらなる高成長を実現する決意をし、この度の中期ビジョン策定を行った次第です。
 マーチャント社が取り扱っております事業は、不動産と金融という、業種業態を問わない、企業のインフラ的レイヤーのビジネスとなりますが、第五次産業革命に突入したとも言われる現在、その主役であり全ての産業に変革をもたらすと言われているのが「AI」です。
 マーチャント社は、これから全社一丸となって、金融/不動産ビジネスのブラッシュアップならびに当該事業におけるAIの活用を踏まえた事業活動を進めることにより、さらなる高成長企業への変革を全身全霊で取り組む所存です。

2 具体的な取り組み
(1) 不動産ビジネス偏重の是正
 マーチャント社は、金融ビジネスと不動産ビジネスの二本柱でマーチャントバンキング事業を手掛けると公表してまいりましたが、実体としましては不動産ビジネスに偏重していたことは否めません。
 その結果、マーチャント社の証券市場における評価も、不動産業界をベースにした評価と考えております。
 今後は、不動産へ割いてまいりましたリソースを他の事業へ配分することにより、高成長ビジネスへの変革を図ってまいります。
 なお、不動産ビジネスにおきましては、これまでの賃貸収入や不動産売却益に依存する体制から、不動産の収益物件化や証券化などを取り組む企業のM&Aや人材資本の強化により、高付加価値の安定収益が見込めるビジネスへと展開してまいります。
(2) 金融ビジネスの多様化
 これまで、純粋な金融ビジネスはほぼ手掛けていないと言っても過言ではない状態でした。今後は、金融ビジネスを取り組む企業のM&Aや人材資本の強化により、金融ビジネスの拡充を図ってまいります。
 具体的には、自己投資による収益獲得の他、M&Aアドバイザリーなどのfee ビジネス、PIPEs による安定収益の確保などを行ってまいります。
(3) AIビジネスへの投資
 マーチャント社は、これまでAI関連ビジネスについての取組みはございませんでしたが、今や日々加速度的に進化するAIをビジネスに組み込まなければ、ビジネスの効率化において遅れを取ってしまうという危機感を強く感じております。