何気ない一言が思わぬ騒動に(公式HPより)

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 スキマスイッチがライブのMCで話した内容をめぐり、大騒動に発展している。スキマスイッチが2月14日に秋田市で行った公演内で、地元の老舗料亭を批判するトークを展開。他のタレントをも巻き込む騒動になったことでようやく公式謝罪に至ったが、ネット上ではスキマスイッチへの批判が殺到している。

 ボーカル・大橋卓弥(36)、ピアノ・常田真太郎(36)からなる2人組音楽ユニットのスキマスイッチ。「奏」(2004年発売)や「全力少年」(2005年)といったヒット曲を持ち、2005年〜2007年まで『NHK紅白歌合戦』に出場した経験もある。

 そんな2人は、14日のライブで、前日に行ったお店で秋田県の名産・ハタハタが「1匹しか出てこなかった」ことなど、店側を揶揄するようなトークを行っていたという。MC内では料亭の実名を出してしまったためにこの事態がお店の関係者に耳に入ってしまった。

 そして17日、店の女将の親族とみられる人物がTwitterで「実家のお店にスキマスイッチがやってきて、翌日のライブでお店の名前を出してディスったことに母が大変心を痛めていてつら…」と、ツイート。お店は、スキマスイッチ側の要望に応えて深夜営業を行ったことや、ライブ前日のため「ナマモノはだめ」との指定に従って、コース内容を急きょ変更したことなど、スキマスイッチの“物言い”に反論。MCで「あの店は量が少なくて満足できなかった」などと話していたスキマスイッチについて「影響力のある人がそんなことMCで言うのって営業妨害だよ…」とつづり、ネット上では、

「客に評価でいわれんのはしゃーないけど、 一般人じゃない発言力で公開オープンに名指すのはちょっと駄目だろ」
スキマスイッチ好きだったのにちょっとショックだなあ」

 と、否定的な声が続出する騒ぎとなった。さらに、この一件はお笑いコンビ・トータルテンボスにも“飛び火”。ツッコミの藤田憲右(39)はスキマスイッチの常田と同じアフロヘアだったこともあって以前より「似ている」と言われてきたが、ある一般人のTwitterユーザーが相方の大村朋宏(39)のTwitterに「最低ですね、吉本に苦情の電凸させて貰います」と、突撃。その後のツイートで大村は、常田から電話が入り、「今回の一件でご迷惑かけてすいませんと言われた」と報告していた。

トータルテンボスより先に店に謝罪すべきだった?

 そんな中、19日深夜にスキマスイッチの公式HPが更新され、ライブ内での発言について「お世話になりましたご飲食店様からは、適切なサービスのご提供を頂きましたにもかかわらず、ライブのMC内で誤解を招くような表現をしてしまったため、ご飲食店様、および関係者の皆様へ大変ご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます」などと、謝罪。すでにお店側への報告も済んでいると説明した。これを受けネットユーザーからは、

トータルテンボスより、店への直接の謝罪が先であるべきだったかと」
「これって事務所の謝罪であって、本人達は謝罪してない。本人が謝罪してるのが明らかになってるのは髪型が似ているお笑い芸人に対してだけ」
「今さらってタイミングだし大事になったからあわてて事務所が用意した謝罪文でしょ」

 と、公式謝罪に至るまでの対応の遅さを批判する声が多く見受けられた。また、スキマスイッチ本人に対しては、

「ファンじゃないけど、嫌いになった!」
「スキマには正直失望したわ。出てる内容がほんとだとしたら実に残念・・・
「どれだけ良い歌をこれまで歌っていても、たった一度の行いで全て吹っ飛んでしまう。イメージダウンは仕方ないね」
スキマスイッチは今回の件でものすごくイメージダウンしたね。 軽率な発言は命取りになる時代だから、発言には本当に気を付けないとね」
スキマスイッチは他の歌手のライブにゲスト出演してたりしてたけど、今後はゲスト出演とか減るだろうな」

 と、辛辣なコメントが相次ぐとともに、今後の活動を危惧する声もあがっている。今回の一件でイメージダウンは免れないスキマスイッチだが、騒動はこのまま収束へ向かうのだろうか?

(取材・文/一樹守)