ワクワクドキドキが足りないiPhone 6 Plusは敵ではない?大型スマホのリードを広げにかかるGALAXYノート

写真拡大 (全3枚)

一時期はドコモのツートップにも選ばれたサムスン電子の人気スマホ「GALAXY」シリーズ。だが最近は、iPhoneやXperiaシリーズに人気や話題性を奪われてしまっている。それを挽回すべく、この秋冬は意欲的な製品が複数投入された。中でも注目は曲面ディスプレイを使った『GALAXY Note Edge』だ。

5インチを大きく超える大型ディスプレイのスマホでサムスン電子は市場を大きくけん引してきた。日本でも最近人気が上がってきている大画面モデルだが、海外、特にアジアを中心とした市場では女性も含めて5インチ台後半のスマホが大人気だ。

新型iPhone 6 Plusが5.5インチモデルで用意されたのも、もはやこのサイズが市場では無視できないほどの人気を獲得していることの表れなのである。

サムスン電子は新型iPhoneの発表直前に、2機種の大画面スマホを発表した。そのうちの1つ『GALAXY Note4』は2013年冬モデルの『同Note3』の機能強化モデルで、付属のスタイラスペン「S Pen」の使い勝手を高め、ディスプレイの解像度を1440 x2560ピクセルとしている。実はこの解像度は『iPhone 6 Plus』よりも高精細であり、細かい文字もくっきりと読むことができる。

だが市場が大きく注目しているのはもう一つの新製品のほうだ。それは曲面ディスプレイという全く新しい機能を搭載した『GALAXY Note Edge』である。


世界初の曲面ディスプレイを採用した大画面スマホ、GALAXY Note Edge


曲面ディスプレイと聞いても、どんなものなのか直感的にはイメージしにくいだろう。GALAXY Note Edgeの曲面ディスプレイは、5.6インチの大型ディスプレイの右側に、分離せず一体化されたサブディスプレイが繋がっているのである。

このサブディスプレイには、よく使うアプリのアイコンを配置できる。つまりスマホに新しいボタンを複数個取り付けたような使い方ができるわけだ。またボタンだけでなく、ニュースを表示・流すなど、従来のケータイのサブディスプレイをさらに進化させた情報ツールとして使うことができる。そしてカメラでは、撮影時には邪魔なメニューをサブディスプレイ上に表示可能なので、被写体だけを見ることができる。

さらにはストップウォッチや定規になるなど、この部分だけで利用できるアプリも揃っている。

つまりGALAXY Note Edgeの曲面ディスプレイには、下記のようなこれまでのスマホには無い4つの新機能が盛り込まれているのである。
・スマホに入れ替えできる新しいボタンを追加できる
・カメラなどアプリの邪魔なメニュー表示がサブディスプレイに逃がせる
・ニュースなどを常に表示するサブディスプレイとして使える
・超ミニスマホになる?別のアプリがディスプレイで動く


側面ディスプレイはアイコンを置いたりニュースを流したり別のアプリを走らせることもできる


サムスン電子は、フラッグシップモデルのGALAXY Sシリーズで、iPhoneを超えることはできなかった。一方、大画面のGALAXY Noteシリーズはアップルに対して技術的にも、機能的にも、斬新さでも、多くの優位性を持ち、先行してきた。

だが画面サイズの差がほぼ無いiPhone 6 Plusの登場で、GALAXY Noteシリーズの優位性も今までのようには続かないだろう。

実際に新型iPhoneの発売が始まってみると、「大きすぎる」と言われていたiPhone 6 Plusを選ぶ消費者も意外に多い。はからずも、iPhone 6 / iPhone 6 Plusの登場は日本にも大画面スマ時代に入ったことを気づかせる呼び水になっていると言えそうだ。

サムスン電子も、そうしたiPhoneの大型化を見越して、話題性と機能性はとより、独創性にもこだわったサイドディスプレイを搭載した満を持してGALAXY Note Edgeを送り出したのだろう。

大画面スマホを検討している人は、ぜひともGALAXY Note Edge一度手に取って、その操作性をじっくりと体験してみてはいかがだろうか。

まだなくなってはいないスマホの夢や独創性に出会えるかもしれない。


山根康宏