中国メディアの中国新聞社は25日、韓国の聯合ニュースを引用し、韓国国内の新車登録台数をもとに判断した数字として、2014年1−6月における韓国市場の現代自動車と起亜自動車のシェアがそれぞれ42.7%、26.8%となり、両社の合計シェアが7年ぶりに70%を下回ったと伝えた。(イメージ写真提供:(C)  jipen /123RF.COM)

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 中国メディアの中国新聞社は25日、韓国の聯合ニュースを引用し、韓国国内の新車登録台数をもとに判断した数字として、2014年1-6月における韓国市場の現代自動車と起亜自動車のシェアがそれぞれ42.7%、26.8%となり、両社の合計シェアが7年ぶりに70%を下回ったと伝えた。

 現代自動車と起亜自動車の07年の合計シェアは69%だったが、08年上半期には71.7%となり、以降はずっと70%の大台を保ち続けてきた。7年ぶりに両社の合計シェアが70%を割ったことについて、記事は「輸入車韓国市場でシェアを拡大し続けていること」を挙げた。

 記事は、聯合ニュースが自動車アナリストの分析として、「韓国では輸入車の販売が好調であるため、現代自動車と起亜自動車が計70%のシェアを回復させることは簡単なことではない」と伝えたことを紹介、さらに韓国国内のメーカー同士でシェアを争った07年当時と異なり、現在の韓国市場では技術力のある輸入車との競争が繰り広げられているとの見方を示した。

 さらに、以前の韓国市場では輸入車は高価な奢侈品と考えられていたとする一方、「現在の輸入車販売業者は性能の高いディーゼル車や小型・中型車で市場の開拓を進めている」と伝えた。

 別の関係者の話として、「輸入車韓国でシェアを高める一方で、韓国の自動車産業が弱体化している」とし、現代自動車や起亜自動車は韓国での「独占的な地位」のもと、輸入車の攻勢に対処できていないと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)  jipen /123RF.COM)