日本代表は14日(日本時間15日)、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会での初戦となるコートジボワール戦に臨む。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本代表は14日(日本時間15日)、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会での初戦となるコートジボワール戦に臨む。選手個人の身体能力ではコートジボワールの選手のほうが上との見方があるなか、中国メディアの羊城晩報は14日、「たとえ天才が11人いても集団としてのまとまりがなければ1つの組織には勝つことはできない」と論じた。

 記事はコートジボワールのFWドログバを例に、「アフリカ人とアジア人を比較した場合、サッカー選手としての身体能力はアフリカ人のほうが上」とし、多くのアフリカ人選手がヨーロッパの強豪クラブで活躍していることを紹介した。

 続けて、FW香川真司やFW本田圭佑など、近年はヨーロッパの強豪クラブに所属するアジア人選手も増えており、個人能力も上昇しているとする一方で、先天的な能力としてはドログバなどアフリカ人選手には敵わないと主張した。

 だが、2002年W杯から10年W杯までの決勝トーナメントにおけるアジア勢とアフリカ勢による対戦成績においては、アジア勢が3勝2敗4分と勝ち越していることを紹介。その理由として「アジアのチームは戦術や規律がアフリカ勢より優れており、チームとして良く組織化されているため」と指摘した。

 さらにコートジボワールの選手がいかに優秀であっても、個人主義傾向のあるプレーヤーの集まりであり、日本代表の選手は1対1では勝てないかもしれないが、チーム対チームとなった場合は「日本代表は決して劣っていない」と主張。

 たとえ天才が11人いたとしても、まとまりのある1つの組織には勝てないとし、親善試合でオランダに引き分け、ベルギーに勝利した日本代表は「コートジボワールにも勝つ能力がある」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)