ソフトバンクモバイル株式会社は、仏ALDEBARAN Robotics社と共同でパーソナルロボット「Pepper」を開発したことを発表した。人型モデルで、周囲の状況を把握して自律的に判断/行動する独自のアルゴリズムを搭載。表情と声から人の感情を推定する「感情認識機能」も備えている。これにより、ソフトバンクグループはロボット事業へと本格的に参入することとなった。

今回発表された「Pepper」は、2015年2月より本体価格19万8000円(税抜)で発売予定。また、2014年6月6日(金)からは、ソフトバンク表参道およびソフトバンク銀座にてクルーとして設置され、来店者がコミュニケーションを体験できるようになる。「Pepper」の配置店舗は、順次全国に拡大される予定。一般販売に向けて、人との日々のコミュニケーションを通じて学習し、成長していく機能も実装予定とされている。

本体サイズは485(幅)×1210(高さ)×425(奥行)mmで、重量は28kg。センサー関連では、頭部にマイク×4/RGBカメラ×2/3Dセンサー×1/タッチセンサー×1、胸部にジャイロセンサー×1、手部にタッチセンサー×2、脚部にソナーセンサー×2/レーザーセンサー×6/バンパーセンサー×3/ジャイロセンサー×1を搭載している。10.1型タッチディスプレイも実装。ソフトや“ロボアプリ”のインストールで機能を拡張でき、SDKも提供される。通信機能としては、IEEE 802.11n/g/b/a準拠の無線LAN接続や10/100/1000BASE-Tによる有線接続に対応しており、インターネットを通じて各種の情報取得やクラウド上のデータベースとの連携が可能。内蔵リチウムイオンバッテリーでは、約12時間以上の連続稼働時間が実現されている。


「Pepper」
特設サイトURL:
http://www.softbank.jp/robot/special/shiratoke/

ソフトバンクモバイル株式会社
URL:http://www.softbank.jp/mobile/
2014/06/05