映画『ヴィオレッタ』仏一流女性写真家イオネスコが娘のヌードを撮影した実話

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フランスの女性写真家の第一人者イリナ・イオネスコの実話を元に実娘エヴァ・イオネスコが監督した映画映画『ヴィオレッタ』が公開される。2014年5月10日より、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか順次全国でロードショー。

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1977年、母親が実の娘のヌードを撮るという反道徳的なテーマで、フランスのみならずヨーロッパや日本でも大きな議論を呼んだ写真集「エヴァ(現題)」。それから34年を経て被写体だった娘のエヴァ自身が監督となり少女時代を映画化した。「ヴィオレッタ」は、2011年カンヌ映画祭・批評家週間50周年記念作品として上映され、そのテーマに話題騒然。映画では、幼い娘のヌードを撮る写真家の母と、普通の女の子ではいられなってしまう娘の葛藤を描く。

戦列なデビューを飾ったヴィオレッタ役の新人アナマリア・ヴァルトロメイとフランスを代表するイザベル・ユペールとドニ・ラヴァンが共演。パリの有名スタイリストのキャサリン・ババが手掛ける70年代ファッションにも注目だ。

【ストーリー】
美しすぎる少女は大人を狂わせた〜女流写真家の母アンナ(イザベル・ユペール)は仕事で滅多に家に帰ってこず、母の愛情を求める娘のヴィオレッタ(アナマリア・バルトロメイ)は優しい祖母に育てられながら母の帰りを待つ。ある日、突然帰ってきたアンナは、ヴィオレッタを写真のモデルへと誘う。母親に気に入られたいヴィオレッタはモデルになる事を決心。しかし、アンナの要求は徐々にエスカレートし、大胆なカットを要求される。最初はごく普通のあどけない少女だったが煌びやかな衣装とメイクで次第に大人の女の色香を漂わせ、退廃的な少女に変貌していく・・・

【概要】
2011年/フランス/1時間46分
原題:My little Princess
監督:エヴァ・イオネスコ 脚本:エヴァ・イオネスコ、マーク・チョロデンコ、フィリップ・ル・ゲイ 製作:フランソワ・マルキス 
撮影:ジーン・ラポワリー 衣装:キャサリン・ババ  音楽:ベルトラン・ブルガラ
出演:イザベル・ユペール『3人のアンヌ』、アナマリア・ヴァルトロメイ<新人>、ドニ・ラヴァン『ホーリー・モーターズ』 
提供:メダリオンメディア 配給・宣伝:アンプラグド
区分:R15+
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