ボランチでフル出場の山口螢、先発起用は「急だった」

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 国際親善試合が16日に行われ、日本代表とオランダ代表が対戦した。

 試合は前半、ラファエル・ファン・デル・ファールトとアルイェン・ロッベンのゴールでオランダが先行したが、前半終了間際に先発起用された大迫勇也の得点で1点を返した日本が、60分に本田圭佑の得点で同点とし、2−2のドローで終えた。

 試合後、フル出場を果たした山口螢は、以下のようにコメントしている。

「前半は割とバランスを見ようかなと思っていて、後半はヤットさん(遠藤保仁)が入って、後ろでつなぐこともできるし、パスを散らせるので、より前に出て行ったほうがチャンスになるかなと思ったので、後半に関してはより前に出ていけたのかなと思いました」

―違和感なくやれた?
「そうですね、ヨーロッパ組がいるなかでスタメンは初めてだったので、最初は緊張とかありましたけど、徐々にそういうのにも慣れてきたので、あとは後半のように前に出て行くプレーを前半からもう少し出せたら良かったのかなと思いました」

―先発としての準備はできていた?
「いや、あまりできていなかったですね。急だったので。ミーティングのときに言われたので」

―V・D・ファールトをケアしながらもボールを引き出してつなぐのが使命だったと思うが、彼のマークはどうだった?
「前半はけっこう中途半端なところにいましたけど、そこで捕まえきれなかったというか、後ろとの噛み合わせもあって、なかなか前にチームがプレスを掛けに行ったときも前に出ることがそんなにできなかったので。後半はそれを修正できて、マークを見ていたりしましたけど、前にも行けていたと思うので、修正できたと思います」

―欧州の強豪はこういう感じだと掴める指針になったか?
「そういうのはあまり思っていないですけど、強豪ですし、これから先戦っていく、次のベルギーもそうですけど、やっぱりサイドでドリブルを仕掛けてくる選手がたくさんいると思うので、それにどうやって対応するか、もう少し自分の中でやっていきたいです。こういうグラウンド環境でも相手の選手はブレていなかったというか、そういうところも強くしていかないといけないかなと思いました」