――ある意味、戦い方を割り切ったわけですね。逆にそれでクリアになったこともあるんですか。

「ありますね。K太郎さんに負けた試合は蹴りをキャッチされてテイクダウンされたので、自分の蹴り技は一流の選手には通用しないと感じて、しばらく蹴りを封印して練習していたんですよ。要は蹴りのメリットよりも、蹴りをキャッチされるデメリットやリスクを考えた戦い方です。でもリスクを恐れて自分の長所である蹴りを使わずに格上の相手に勝とうという考え方がそもそも甘い。

それで蹴りも解禁して戦ったのがバローニ戦です。次の相手は組み技系の選手と聞いていますが、だからといって蹴りを封印することはないし、リスクを犯してもいいから自分の長所をぶつけるつもりです」

――空手ベースの自分の戦い方でどこまでMMAで勝っていけるかという考えですね。

「自分の場合、他の選手と比べて競技生活や練習時間が長いわけではありません。またこういう言い方をすると総合格闘家の方たちに失礼かもしれませんが、僕は空手家です。だから空手の技で総合でも勝ちたいと思っています」

――次の試合をクリアすることが前提ですが、やはり鈴木選手としては早いタイミングで延期されてしまった世界戦を組んでもらいたいですよね。

「それはもう……すぐ組んで欲しいです。自分は日々の生活の中に格闘技が組み込まれていればいいタイプで、そこまでプロの格闘家としてモチベーションが高いわけではないです。でもタイトルやベルトという形に残る試合が組まれてモチベーションは上がりましたし、獲りたいという想いは強くなっていました。そのチャンスがこのタイミングで消滅するというのは衝撃的だったので(苦笑)、しっかり勝ってタイトル戦をアピールしたいです」

■OFC12「Warrior Spirit」対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
鈴木信達(日本)
ヴィトー・ピント(ポルトガル)

<フライ級/5分3R>
アドリアーノ・モラエス(ブラジル)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ブライアン・ラフィク(フランス)
レナンドロ・アタイジ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
クリス・コクテフ(豪州)
トニー・ジョンソン(米国)

<ライト級/5分3R>
アラー・マゾロウム(エジプト)
ピーター・デイビス(マレーシア)

<フライ級/5分3R>
ジアーニ・スッバ(マレーシア)
ヤン・ティンチェン(マレーシア)

<フライ級/5分3R>
トク・ソフォン(カンボジア)
サイフル・メリカン(マレーシア)

<OFCマレーシア・フェザー級王座決定戦/5分3R>
AJ・マンスール(マレーシア)
メルヴィン・ヨー(マレーシア)

<ウェルター級/5分3R>
スティーブン・ダー(米国)
サミール・ムラベット(ベルギー)

<ウェルター級/5分3R>
ズリ・シラアワント(インドネシア)
ニキ・ハリス(マレーシア)

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・シュール(米国)
レイモンド・タン(マレーシア)