笠りつ子、逆転Vへ闘志「そろそろ勝ちたい」

＜NEC軽井沢72ゴルフトーナメント　2日目◇17日◇軽井沢72ゴルフ北コース(6,555ヤード・72)＞
　3アンダー10位タイからスタートした笠りつ子が5バーディ・ノーボギーの“67”で5つスコアを伸ばし、トータル8アンダーで3位タイに浮上した。明日は今季初の優勝へ向けて最終日最終組での戦いに挑む。

　今季はたびたび上位に顔を出しながら未だ勝利はなし。賞金ランキング11位は優勝をしていない選手の中では最上位につけていることからも惜敗の多さがうかがえる。それだけに、「上しか見ていなかったので、自分のやれるところまでやろうと思っていた」と頂点を目指して猛スパート。「後半はもう少し行けたかなと思う」と11番のバーディ以降は追撃の足が止まったもののきっちりノーボギーで回りきり上位を死守した。
　オープンウィークには自身の優勝経験もある桂GCで合宿。ショット、アプローチ、パットと全体的にチェックをしながら調整を行った。そこでは青木功ともにラウンドを行い「いつ勝ってもおかしくない。このドライバー(ショット)だったら俺なら勝ってるよ」と後半戦の躍進に太鼓判を押された。首位とは5打と差はあるが、ビッグスコアの出るコースだけに、十分逆転圏内と言える。
　「そろそろ勝ちたい気持ちはある。その気持ちだけは持っている」。ツアー3勝目へかける思いは誰よりも強い。

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