とはいえ、ヤマダ電機など大手家電量販店にとって、パソコン販売の収益インパクトはそんなに大きくない。「パソコンの引き取り・回収サービスのパシフィックネット、パソコン販売が売り上げの9割を占めるピーシーデポコーポレーション、付属品販売のアイ・オー・データ機器などに期待」

XPの買い替え特需が来る10万円株3

パシフィックネット(東証マザーズ・3021)
542円/100株 5万4200円
大都市圏限定でリース会社などから引き取った中古パソコンの販売店を展開。XPのサポート切れで、品物が大量に動きそうだ。

ピーシーデポコーポレーション(ジャスダック・7618)
3万4950円/1株 3万4950円
首都圏を中心にパソコン量販店を展開。消費税アップ前の駆け込み需要も予想され、今期は会社計画以上の売り上げになりそう。

アイ・オー・データ機器(ジャスダック・6916)
351円/100株 3万5100円
外付けHDDや液晶ディスプレーなどパソコン周辺機器大手。OS入れ替えやパソコンの買い替えで周辺機器の売り上げも自然と増える。

藤本誠之
SBI証券 投資調査部 シ二アマーケットアナリスト

関西大学工学部出身。ITストラテジストの資格を保有。大手ネット証券、FX会社などを経て現職。「ヤフーファイナンス」の株価予想では39連勝を記録するなど、「相場の福の神」として有名。



この記事は「WEBネットマネー2013年9月号」に掲載されたものです。