パソコンのつもりがタブレットだった!?スマホ、タブレット、パソコンの違いが分かりますか?

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今や、スマートフォン(スマホ)やタブレット、パソコンなどのモバイル製品は、冷蔵庫や洗濯機、掃除機などの家電の三種の神器と同じくらい生活の必需品になってきました。

しかし、たくさんの製品が増える一方で、利用者はスマホとタブレットは何が違うのか?タブレットとパソコンはどう違うのか?という素朴な疑問を抱く人も多いでしょう。

確かに、機能的には概ね似た様な事ができてしまうスマホ、タブレット、パソコンの境目がどんどんなくなってきているのは事実です。

一方で、同じスマホでも、使えるアプリの違いや、接続できる機器の違いもあり、線引きをするのもなかなか難しいのも確かです。

そんな中で、スマホなのかタブレットなのかパソコンなのかの線引きの一つとしてOSの違いで判断することができます。

OSとは基本ソフトのことで、対応するアプリや接続できる外部機器などは原則OSに依存します。パソコンではできるけどタブレットではできない、iPhoneは対応しているけどAndroidは対応していないといった具合にOSの違いを理解しておくことで、用途にあった製品を選びやすくもなります。

例えば、パソコンのつもりで買ったら、パソコン向けのアプリが使えないタブレットで、使いたいアプリやサービスが使えず、購入してから「失敗した〜」なんてことにならなくて済みます。

また、販売店の中には、消費者が知らないことをいいことにiPad miniの文字を表示しながら他の機種の写真をのせてPRするようなケースや、「パソコンですよ」と言いながらタブレットを売ったりするケースもあり、そうした詐欺紛いな販売方法から自分を守ることもできます。

そこで、現在、モバイル製品およびパソコン製品として提供されているOSの種類と特徴を紹介していきます。


■日本で一番知られているのがiPhoneに搭載されている「iOS
iOSは、音楽プレーヤーのiPod touchシリーズ、スマホのiPhoneシリーズ、タブレットのiPadシリーズおよびiPad miniに搭載されているOSです。OSを提供しているのは、アップルで、国内では、アップル、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルから販売されています。

特徴は、画面のタッチ操作に対応し、頭脳といわれるCPUにはARM系が使われています。パソコンのように深いフォルダや難しい設定がすくなく、アプリのアイコンをタップするだけで直ぐに使い始めることができるので、初めて使う人にもススメやすく人気があります。

とは言え、機能はたくさん搭載されているので、使いこなすとなるとそれなりに難しくなります。ただ、機種が少ないのと、利用者が多いので、分からないことを教えてもらいやすいというところはメリットです。

iOSの対応アプリは、アップルのApp Storeからダウンロードして追加します。画面が大きく解像度の高いiPadに対応していないiPhone用アプリもあり、逆にiPad向けアプリでiPhoneでは動作保証されていないものもあります。サイズ違いや対応するアプリも異なるため、iPhoneはスマホ、iPadやiPad miniはタブレットという扱いが一般的です。

なお、iPod touchはiPhoneとほぼ同等ながらもiPhoneのように電話回線をつかった通話ができないため、スマホではなくタブレットとして扱われますが、iPodシリーズということもあり、一般的にはミュージックプレーヤーのカテゴリに属する製品です。

また、iOSはアップル製ですが、アップル製パソコンの「MacBook Pro」や「MacbookAir」などで使っているアプリは使用できません。


■世界で一番スマートフォンタブレットの利用者が多いのが「Android」
先頃、タブレット数の上昇でシェア世界一に躍り出たのがAndroidです。OSは、グーグルが提供しており、どのメーカーでもライセンス契約をすれば製品を作って販売ができるので、国内ではシャープ、富士通、パナソニックをはじめ、ソニー、東芝などのパソコンメーカーからも販売されています。

特徴は、画面のタッチ操作に対応し、頭脳といわれるCPUにはARM系が使われています。常時ネットワークを利用して、メールやメッセージ、データを最新の状態に同期できることです。

また、OSを契約したメーカー独自の機能やアプリ、ハードなどを採用できるので、スマートフォンだけでなく、タブレット、ミュージックプレーヤー、ナビ、デジタルフォトフレーム、ゲームパッドなど様々な種類の製品があります。

価格も低価格から高価格なものまであり、自分の好みや嗜好、予算にあわせた製品を選択できる自由度がメリットです。

アプリは、基本Google Play Storeで提供され、ダウンロードすることができます。ほとんどのアプリはスマートフォンタブレットどちらでも利用できますが、一部のアプリはスマートフォンタブレット用に分かれています。

希にGoogle Play Storeに対応していない製品もあるので、注意する必要があります。


■Windowsパソコンとの連携が強みの「Windows Phone」
Windows Phoneは、マイクロソフトが提供、ノキアやHTCから販売されています。国内向けにはauから販売されたIS12Tのみで、最新となるWindows Phone8については、現状まだ国内では販売されていません。

特徴は、Microsoft OfficeやブラウザのInternet Explorerなど、パソコンで馴染みのあるアプリが利用できます。アプリは、基本Marketplaceで提供されます。現時点ではスマートフォン向けOSという扱いになっているので、Windows Phone=スマートフォンという認識で問題ないでしょう。


■文字入力やビジネス利用が多い「Blackberry」
メールやビジネスシーンでの利用者が多いのがBlackberry OSです。OSの提供は、ブラックベリー(旧リサーチ・イン・モーション:RIM)で、国内ではNTTドコモから販売されています。

特徴は、BISというプッシュ通知のメール転送サービスでメール管理にすぐれ、本体のハードウェアキーボード搭載の本体だけで、長文メールの入力もできます。アプリは、Blackberry App World で提供されています。

基本的にはスマホ向けOSですが、海外ではタブレット製品も販売されています。


■Windowsだけど互換性がない「Windows RT」
Windows RTは、パソコン向けOSのWindows 8と同じ操作方法で使えるタブレット向けのOSです。マイクロフトの「Surface RT」などの製品が販売されています。

特徴は、画面のタッチ操作に対応し、頭脳といわれるCPUにはARM系が使われていますWindowsのアプリは互換性がなく使えません。アプリは、Microsoft OfficeやブラウザのInternet Explorerなどパソコンで馴染みのあるアプリが利用できますが、それ以外はMarketplaceで公開されているアプリのみ利用できます。

バッテリ持ちがよく、軽快な動作で使用できる反面、Windows用のアプリが利用できないので注意が必要です。


■iPhone・iPadとはことなるパソコン向け「Mac OS」
Mac OSは、アップルが提供するパソコン向けOSです。MacBook ProやMacbookAirなどで搭載されています。現在主流のMac OS Xの最新バージョンは「OS X v10.8 Mountain Lion」で、6月に発表された「OS X v10.9 Mavericks」は今秋以降にリリースされる予定です。

iOSとは互換性はなく、タッチ操作のも非対応なので画面タッチでの操作もできません。


■パソコンなのにタブレットになりつつある「Windows」 
Windowsは、現在主流のパソコンに搭載されているOSです。マイクロソフトが提供しています。国内外のパソコンメーカーから製品は提供されています。マイクロソフトのSurface Proをはじめ、パソコンメーカー各社から販売されています。

これまでに、Windows XP、Windows Vista、Windows 7、そして最新のWindows 8が提供されています。Windows 8は、画面のタッチ操作に対応し、スカイドライブでのWindows Phone連携するなど、タブレット的な機能がサポートされており、タブレット型の製品やノートPCにもタブレットにも使える製品も増えています。アプリは、Windows用のアプリを使うことができます。


これらOSが異なる製品は、それぞれにアプリの互換性なく、サービス対応も異なりますので、使いたいアプリやサービスがどのOSに対応しているかを確認したうえで選択しましょう。