23日に行われた「TIMカップ」のサッスオーロ戦で、ミランDFケヴィン・コンスタンは、人種差別野次を受け、プレーを中断した。今年1月、MFケヴィン=プリンス・ボアテングがプロ・パトリアとの練習試合で見せたのと同じような行為だ。この行為について、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は24日、次のように語った。

「コンスタンには連帯を示したい。言語道断の出来事だからだ。だが、私は以前も言ったが、繰り返しておく。ピッチから出てはいけない。無視すべきチャントであり、闘わなければならない。スキャンダラスなことだ。だが、サッカーのルールは明確になっている。こういうことが起きた場合は、主審にそれを伝え、主審が第4審判に伝え、第4審判が警察の責任者に知らせる。そしてその人物だけが、試合を止めることを許されている。ピッチから出てはいけない」

この件については、ミランの下部組織を率いるフィリッポ・インザーギ監督も言及している。

「無視する必要がある。それが解決策だ。そういう人たちを重要なものとしすぎてしまっているんだ。我々全員が人種差別には反対している。スタジアム全体がそういうことをするなら、試合を止めるのが正しいことだ。そうじゃなければ、耳をふさぎ、前進しなければいけない」

また、イタリアサッカー連盟の検察はこの件に関する調査を開始した。連盟が明らかにしている。一方、サッスオーロは声明を発表し、人種差別を糾弾する一方で、サッスオーロのサポーターの振る舞いは正しかったと強調している。