「ゴムのようなモノでくっつけているから、それがポロポロと落ちてきたりして……、そんな状況だからグラップリングの練習はずっとできなかったんです。打撃とフィジカルはやっていたんですけど。逆にいえば、ゴールデンウィークぐらいまでは焦ることはなかったんですよ。

で、ピケットと戦いたいと伝えて、向こうも方『マイケル・マクドナルドか水垣と戦いたい』と言っていたようで、これは決まりそうだと手応えを感じていたら、その次の週ぐらいにマクドナルドとピケットが8月17日に試合をするという発表があって……。あぁ、俺は窓際UFCファイターだって……もうMMAよりも、円とドルの為替の方を気にするようになっていました(笑)。1ドル、110円ぐらいまで行かないかなって」

――ファイトマネーをドルのままで置いている水垣選手ですが(笑)、結局のところピケットに振られた形になり、ペレス戦が決定しました。

「ペレス戦が決まるまで、古傷がおかしくなって練習ができないっていうのもありますが、ネットのチェックはMMA関係よりもレートの方が常に上位にありましたね(笑)。で、ペレス戦が決まっても、また違うところが少し、調子が悪くなって、本当に組み技の練習を再開したのは、今日の今日なんです(※7月1日)」

――MMA、そしてグラップリングの練習再開、その初日でも、動きは軽やかでしたね。

「コンタクトの激しいスパーリングを中断して3週間ほどだったんですが、打撃はやっていたので。それに走ったり、泳いだり、負傷箇所に負担の少ない練習をしていました。でも、グランドスラムへ行ったこと自体が久しぶりでしたね」

――エリック・ペレス戦が決まってからも組み技やMMAのスパーリングができなくて焦りはなかったですか。

「決まる直前に古傷が再発したので、ペレスの名前を聞いた時は、もう組み技の練習は止めている時でした。でも、ノーという選択肢は当然なかったです。ピケットと出来なくなった時点で、UFCが言ってきた相手と戦うことが最善なんだろうと思っていました」

――正直、その名前を聞いて、顔やファイトスタイルなどすぐに思い浮かびましたか。

「全然浮かばなかったです……。そこから試合映像をチェックしたのですが、全て1Rで終っているので今一つ、ピンとこない。つかみどころがない選手です。彼の方も負傷で、かなり試合期間が空いてしまっているので、現状の力の見究めは難しいですね」

――そのような状況でも、水垣選手としてはどのような試合をしたいと思っていますか。