タマホームは、同社のFacebookページの20000「いいね! 」の達成を記念して「タマホームいいね! 大交流会IN帝国ホテル」を5月24日に開催した。

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 タマホームは、同社のFacebookページの20000「いいね!」の達成を記念して「タマホームいいね! 大交流会IN帝国ホテル」を5月24日に開催した。2011年11月に「10000いいね!」達成記念として開催した交流会と同様に、「営業活動とは一切関係なく、みなさんとお知り合いになり、今後もFacebookで交流を深めるためのイベント」(わくわくドキドキ本部広告宣伝部Facebook課課長の川野和義氏)として企画。18時30分の開場から21時まで、約600人の参加者は交流の輪を広げるイベントを楽しんだ。

 「みなさん、大いに楽しんでください」というタマホーム常務取締役わくわくドキドキ本部長の玉木伸弥氏の開催宣言を合図に、イベントはスタートした。帝国ホテル自慢のフランス料理立食ビュッフェとフリードリンクを片手に、一人で参加したという参加者も隣近所の人たちと、さっそくFacebookページで友達申請の交換を始める姿が見られた。

 イベントに参加したのは、タマホームFacebookページに「いいね!」を押した人、タマホームで住宅を建築した人、タマホーム展示場に来場した人と、タマホームの社員。参加費用は無料。当初は200人で予定していた交流会は、参加申込みが殺到したために、ホテル側と交渉して会場レイアウトを変更して600人を受け入れた。

 イベントを企画したFacebook課の川野氏は、「『10000いいね!』の達成記念では、福岡(60人)、大阪(60人)、東京(120人)の3会場で開催したのですが、イベントの内容がFacebookなどのSNSで広まっていたのと、その後、当社のFacebookをご利用いただく方が増えたこともあって、想定を上回る多くの方々に参加していただくことができました」とFacebookを通じた情報発信の効果を喜んでいた。

 会場では、「会場で友達を多く作ろう!」と呼びかけ、会場内でFacebookの友達を多く獲得した参加者にiPadやワインをプレゼント。また、「今日のパーティーの写真を撮って投稿しよう!」と、イベントの写真をFacebookに投稿し、より多くの「いいね!」を獲得した参加者にプレゼントを贈るなど、Facebookを使いながら、参加者の交流を深める企画を行って賑やかに進行した。

 タマホームのFacebookは、2011年8月にオープン。開設1年足らずで20000いいね! を達成したが、川野氏は「いいね! の数を増やすことよりも、エンゲージメント率(反応数/ファンの数)を重視し、より積極的に使っていただける方々に集まっていただけるようなFacebookにしたい」という。「大交流会を企画しているのも、タマホームを通じて友達の輪が広がったり、交流会を通じてタマホームの社員と知り合いになっていただくことができます。当社をより身近な存在として感じていただき、当社のことをより良く知っていいただけるきっかけになればうれしい」と。

 実際に、Facebookのページには「タマホームで家を建ててよかったという感謝の言葉だけではなく、お叱りをいただくこともあります」という。「広告宣伝部には『マーケティング課(地域に配布するチラシなどを担当)』、『ブランディング課(テレビCMなどを担当)』もありますが、双方向でお客さまからのご意見を直接聞かせていただけるのはFacebook課ならではです。ですから、Facebookでいただいたコメントにはできるだけ全てに返事をするようにして、お客さまとのつながりを大切にしていきたい」と川野氏はいう。

 また、「Facebookの活用は、社員間交流の場にもなっています。全国に店舗を展開し、社員数も3000人になりましたので、同期入社でも『入社式以来、会って話をしたことがない』ということがあります。Facebookで各営業所の社員を紹介すると、お客様から展示会で『Facebookで見たよ』と声をかけていただくきっかけにもなっていますが、社員同士でも近況を伝え合うきっかけになっています」とFacebookの効用を語った。

 今後は、ミニ交流会の企画など、Facebookを通じた交流の機会を増やしていく計画。さっそく、Facebook上で「立候補地はありますか?」と呼びかけている。川野氏は、「これまでのスタンスを変えないで、お客さまとしっかりつながっていくようなFacebook運営を続けていきたいと思います。Facebookがきっかけになって、本音で語り合えるようなお客さまとの関係を広げていくことが目標です」と、これまでの活動への手ごたえを感じている。(編集担当:風間浩)