U-22日本代表のロンドン五輪予選がスタートした。日本は21日にその初戦、マレーシア戦をホームで戦い、2-0で勝った。

勝ち点3を得たが、それ以上でもそれ以下でもない試合だったね。格下相手に主導権を握っていながら、2点しか奪うことができなかった。相手のGKがよかったこともあるが、勝利を意識しすぎて、ペース配分でミスした感もある。後半は足が止まってしまう選手も多かったね。

そして何より、終始単調なリズムとペースになってしまった。これでは崩せるものも崩せない。両サイドも縦に上下動するだけで変化がなく、クロスにも工夫がなかった。

また、ダブルボランチは両選手とも似たようなタイプ、守備的なタイプだったため、パスをつなぐだけで、リズムに変化を与えたり、ドリブルでしかけて相手守備陣を困惑させるようなこともなかった。初戦だから無難にいきたいのもわかるが、ダブルボランチをどちらも守備的にする必要があったのか、疑問は残る。

しかしこれは起用法の問題だけではない。本来なら、試合の中で、自分たちで問題点を感じ取り、工夫をしていかなければならない。このへんが「若さ」というものだろう。大事な予選の初戦ということもあって余裕がなく、ワンテンポのサッカーになってしまった。経験の少ないサッカーと言い換えてもいい。この日の戦いでは、本大会に出場したときに難しいと言わざるを得ないね。

それからもう一つ、ゲームを作れたのは、清武が絡んだときだけだった。ドリブルやシュートなど、皆それぞれ能力は高いはずだけど、サッカーの上手さという点で物足りない。今日のような出来では、このチームのレギュラーは奪えないだろう。各選手はそこを肝にめいじて、予選突破、そしてチーム内でのサバイバルレースに臨むべきだ。