香港新報は18日、資源が乏しく自然災害が頻発する島国に住む日本人は危機意識が非常に高いと論じる記事を掲載した。

　記事は、「日本は国土が小さく、資源も限られている。材木など一部の資源は自給できるが、そのほかの資源は輸入に頼っている。もっとも基本的な資源が他人の手に左右される時、その国の国民は本能的に危機意識を有するものだ」と述べた。

　また、「危機意識が作用するなかで、日本人は自然と自己防衛の意識が働き、それが行動となって表れる」と主張、ゼロ金利であっても国民の貯蓄率が高いことは危機意識の高さ以外に説明できないと述べた。

　そのほか、日本では家に入る時に玄関で靴を脱ぐが、脱いだ靴はつま先を外に向けて揃えることも、危機意識の高さの表れだとし、「ごく小さなことに見えるが、万が一の際にすぐに靴を履いて外に逃げられるようにしており、『備えあれば憂（うれ）いなし』は、日本人の日常生活でごく当たり前のことになっている」と紹介した。（編集担当：畠山栄）



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