(アタシの親の顔、見たいでしょ。)

“親の顔が見てみたい” と思うような不良娘がたまにいる。ドラマ『Gossip Girl』で女優としても話題の17歳のパンク・ロッカー、テイラー・モムセンは「アタシが悪いのは両親のせいよ。無理に子役デビューなんかさせるからだわ」と言ってのけた。

タバコに卑語に胸ポロリ、こちらでも彼女の仰天するような問題発言悪癖の数々をお伝えしてきたが、今のモムセンは全米のPTAの間で、「ウチの娘だったら勘当する」とまで言われている問題児だ。マイリー・サイラスなど可愛いものである。

彼女は2歳の時に、両親に連れられるままにモデルエージェンシーの “FORD” と契約し、3歳でKraft社の“Shake 'N Bake” のCMに登場。2000年には映画『グリンチ』のシンディ・ルー・フー役で、子役として本格的にブレークした。だが両親の望み通りに仕事をこなして来たことが、反抗的な生き方の始まりだったと彼女はこの度、MSN「Wonderwall」のインタビューで語った。

「たった2歳の子に仕事をさせようとした親よ。気がつけばいつも私は仕事に追われていた。学校だって行ったり行かなかったり。それで友達なんて作れるわけがないでしょ。自分がしたいことなんて何ひとつ出来ない人生、ロクなことにならなくて当然だわ。」

子供はとにかく気分屋だから、眠たければ行きたくない、怖い指導者がいればイヤだと泣く。そんな我が子をなだめ、おだて、売り込みに必死になるステージ・ママ。売れ始めたら、何を犠牲にしても子供の仕事に付き添う。その貢献的な姿勢と叱咤激励なしに、子役は開花しない。

先日は、やはり幼い頃からディズニー・チャンネルで活躍して来たデミ・ロヴァート(18)のコカイン吸引が発覚し、キレ易い性格で他人との衝突が多いことをお伝えした。リハビリ施設で彼女は今、自分の人生をしっかり見つめ直しているのであろう。子役デビューする全員がモムセンやロヴァートのように “グレる” とは言えないが、そうなるケースが事実多いことは軽視できない。

幼少期や思春期には、平凡ではあっても、子供にはやはり同世代の友達に囲まれて過ごす日々というものが大切なのだ。“ウチの子は顔が可愛いから芸能界に” と早期デビューを狙っていらっしゃる親御さんは、お子さんの人生から大事な何かを奪う可能性があることを忘れてはなるまい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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