フラメンコギタリスト・沖仁「ウッドコーンは“楽器がすごく喜んでる時の音”を増幅してくれる」
――沖さんは普段ご自宅などで、どのようなオーディオシステムを使用されていますか?
沖 仁(以降、沖):シビアな聴き方をしたい時は自宅のスタジオで聴いてるんですけど、実は音楽を一番聴くのは自宅よりも車の中とiPodをイヤホンで聴くのが多くて。リビングで音楽を聴くこともあるけど、割と普通のコンポで。あまりこだわりが無いような物なんです(笑)。――自宅のスタジオは、かなり作り込まれたんですか?
沖:プライベートスタジオとしては色々と電源も機材もケーブルもこだわってやっていましたが、結局ミキシングを自分でするのはもうやめることにしたので。スペース的にももっと広く使えるというか、モニターを前に、わざわざ部屋の中央に置いたりしてたんですけど、そういうこともやめて壁際に置いたので。前ほどシビアなリスニングは出来ないけど、とりあえずスタジオでミックスしてる途中のものとかをチェックして、「もっと、こうして欲しい」とかいう話ができる程度の環境にはなってます。――カーオーディオには、何かこだわりがありますか?
沖:カーオーディオは元から付いてたものが割と良かったから、全然こだわってなくて(笑)。脚色されるのが好きじゃないので、なるべくEQを入れないで聴いてますね。割とラフミックスを車で確認したりもするし、最近段々1つの判断基準になってきて。高速乗って走ってる時にもちゃんと全部の音が聴こえるかも確認するポイントになってきたりしていて。――iPodのイヤホンは、買い換えたんですか?
沖:そうですね。ねじ込んで聴くようなインナーイヤータイプです。僕も一時期、自分でエンジニアリングみたいなことをやって、自宅で自分のギターを全部録って、ミックスまでやってて、今でもギター録ったりはするんですけど、最近その熱もちょっと冷めてきたというか(笑)。当たり前だけど、いつも自分の思った通りの同じ音しか録れないから、つまんなくなってきちゃって。それよりエンジニアさんとのやり取りで音を作っていった方が面白いし、演奏に集中できるし。最近はそういう考え方になってきたから、逆に自分は割と一般のリスナーの耳で聴くようにしているというか、あまりシビアな環境で集中して聴き過ぎないように、ちょっと緩く(笑)。最近は「分業の方がいいのかな?」という感じですね。