小惑星イトカワの岩石採取に挑んだ探査機「はやぶさ」が13日深夜、7年ぶりに地球に帰還した。JAXAは「はやぶさ」が小惑星イトカワで採取した物質を入れたカプセルが、オーストラリアのウーメラ砂漠に落下したことを確認。14日朝から回収作業を進める。

 「はやぶさ」の帰還の様子は動画配信サービス「USTREAM」でも配信され、40万以上のユーザーが試聴するなど高い注目を集めた。「USTREAM」には大気圏に突入し、燃え尽きていく「はやぶさ」の様子に感動したとのコメントが多く寄せられている。

 一方、月より遠い天体への着陸と地球への帰還という世界初の快挙を成し遂げた「はやぶさ」には世界からも多くの注目が集まっている。中国メディア「揚子晩報」は14日、「7年も宇宙を飛んでいた不死鳥が帰ってきた」と題する記事を掲載、「日本の探査機『はやぶさ』が持ち帰ったカプセルの中に、小惑星イトカワで採取した物質が入っていれば、(月面以外からの物質採取という)人類初の快挙となる」と報じた。

 2003年5月9日、「はやぶさ」は地球と火星の間にある小惑星「イトカワ」を目指して鹿児島県から宇宙へ打ち上げられたが、05年7月には3基のリアクションホイール(姿勢制御装置)のうち1基が故障、さらに10月にも1基が故障してしまった。同年11月、「はやぶさ」は「イトカワ」に着陸するも、燃料もれや通信断絶などのトラブルが続出した。

 中国メディア揚子晩報は、「不撓不屈(ふとうふくつ)の精神で多くの災難を乗り越えた『はやぶさ』は、尊敬の意を込めて不死鳥と呼ばれている」とした。(編集担当:畠山栄)



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