厚生労働省が発表した11月の毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、11月の1人当たりの平均所定外労働時間は、前年同月比9.5%減の9.7時間。前年同月比のマイナス幅が1ケタ台となったのは、2008年11月以来。

 11月の1人当たりの平均現金給与総額は、前年同月比2.8%減の27万7261円で、18カ月連続で前年同月を下回った。

 現金給与総額のうち、きまって支給する給与は、前年同月比1.3%減の26万3118円。所定内給与は、同1.0%減の24万5336円で、所定外給与は、同5.7%減の1万7782円となった。特別に支払われた給与は、同23.2%減の1万4143円だった。

 常用雇用者数は、前年同月比0.2%減の4404万1000人で、5カ月連続の減少となった。

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