南アフリカ共和国プレトリアで、新郎がレストラン披露宴の費用を払わなかったとして窃盗の罪で逮捕された。新郎はパイロット。金銭的にも問題はなかったはずなのに、なぜ支払わなかったのか?


9月5日に晴れて結婚式を挙げた二人。ささやかな披露宴を挙げようと、顔見知りのマネージャーがいるレストランを利用することにした。しかしこの披露宴がひどかった。招待客のテーブル数が足りていない、メインの肉やサラダも量が足りない、しかも披露宴のコースなのに、出てきた料理は肉とサラダのみ。アフリカのウェディングらしいパップ(とうもろこしのおかゆ)と肉がいいとマネージャーに伝えていたにもかかわらず、新郎は見事に裏切られた。しかも、3000ランドでお願いしたのに、レストランが主張している支払額は5500ランドと、ここでも意見の食い違い。しかし新郎はとりあえず払うので請求書を送るように頼んだ。

そして次の週、警察からの電話で、「hotel法」に反しているとしてレストランのマネージャーが新郎を探していると伝えてきた。新郎側はマネージャーからはそんなことを聞いてもいないし、まだ請求書すら受け取っていない。

その後特に気にせず、新郎が新婦と友人たちとパブで飲んでいると、そこにレストランのマネージャーが現れた。そして、マネージャーは警察に通報、駆けつけた警官はいきなり新郎を羽交い絞めにしてパトカーに連れて行った。新郎は留置所で一晩過ごした後釈放されたが、マネージャーは新郎を窃盗の罪で起訴した。もちろん、納得のいかない新郎側は裁判で徹底的に争う姿勢を見せている。

新郎側の意見を取り入れない料理、送らない請求書、パブに現れるなどなど・・・レストランのマネージャーの奇異な行動が目に付く。人生でもっとも晴れやかなイベントになるはずだったのに、幸先の悪いスタートになってしまった。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)

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