財務省が2009年5月13日に発表した08年度の国際収支状況(速報)によると、海外とのモノやサービス、投資などの全体の取引状況を示している経常収支の黒字は前年度比50.2%減の12兆2291億円となった。

   世界的な景気後退による輸出の大幅な減少で貿易収支が悪化したことが要因。また、金融危機や円高などの影響を大きく受け、投資によるもうけも縮小した。

   同日発表した3月の国際収支(速報)では、前年同月比48.8%減の1兆4856億円となり、13か月連続で黒字額が減っている。

   一方、4月末の外貨準備高は1兆144億7300万ドル(約99兆円)となり、前月末に比べて70億7600万ドル減少した。米国の長期金利が上昇したことで保有する米国債の時価評価額が目減りしたことなどが響いた。

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