ジョニー・ブローウィングは、ちょっとクリス・レーベン風。シーズン8の核となるか

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9月17日(水・現地時間)、UFCファイトナイト中継後にSPIKE TVで、ジ・アルティメット・ファイター・シーズン8の中継が開始された。

今回のコーチはUFC暫定世界ヘビー級王者アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと、フランク・ミアーの二人。ダナ・ホワイトが番組内でいうところの、ヘビー級最高峰のグラップラー二人がコーチ役ということになった。

12月27日の大会で暫定王座を賭けて戦う二人のコーチ下、UFCホームでサバイバルウォーを戦うのは16名。今回はシーズン4以来、ライトヘビー級とライト級と2階級のファイターが集まることとなった。

第一週の中継では、各階級16名ずつ集められたUFCホーム行き候補者が、24時間後に計量、そして48時間後に最初のハードルとして、サバイバル戦が行われ、勝者がホームへ入居、敗者はホームタウンへ戻るという図式でシーズン8のスタートが切られた。

しかし、48時間後のファイトを待たずして、24時間後の計量で今シーズン最初のドラマが見られた。ライトヘビー級に参加したジェイソン・グイダの体重が落ちない。UFCライト級戦線で活躍するクレイ・グイダの実兄は、「もう30歳だ。このチャンスを逃せない」と言っていたが、計量では2ポンド(約900グラム。※ネヴァダ州の規約では1ポンドオーバーまで認められているので、実際は1ポンド)オーバー。フラフラになり、腰にタオルを巻いた状態で、全身マッサージを受けようとしたグイダだが、ネバダ州アスレチック・コミッションの役人は「これ以上の減量は危険」と判断。

「コミッションはどこだ? 俺は戦える」と狂ったようにジムの通路を闊歩するグイダだが、ダナ・ホワイトは、コミッションの判断は正しいとばかりに説得。戦わずしてグイダは、シーズン8最初の脱落者となった。

翌日、サバイバル戦はまず各階級4試合ずつが行われた。ライトヘビー級ではグイダに代わって出場権を得たマイク・スチュアートが意気揚揚とオクタゴンに入ったが、クリジストフ・ソジンスキーのパンチのラッシュにひざまつき、あっという間にTKO負けを喫した。