トッテナムのファンデ・ラモス監督が守備陣の強化に乗り出している。失点の多さに頭を悩ませるスペイン人監督は、獲得リストにバルセロナのカルロス・プジョルとミドルスブラのジョナサン・ウッドゲートの名前を挙げているようだ。

 英国『スカイ・スポーツ・ニュース』が伝えたところによると、ラモスは守備陣のリーダーとしてプジョルの獲得をクラブ側に要請した模様。トッテナムの関係者がすでにスペイン入りし、バルセロナ側と交渉を進めている様子で、近く今冬最大のサプライズ移籍がまとまる可能性もある。

 一方、ラモス監督は元イングランド代表のウッドゲート獲得にも興味を示している。ケビン・キーガン新監督が就任したニューカッスルも獲得に乗り出しているだけに、トッテナム側は750万ポンド(約16億円)の移籍金をミドルスブラに提示して、この28歳の獲得を近日中に発表したい考えのようだ。

 トッテナムの改革を着々と進めるラモス監督。エンターテインメント性に富んだフットボールは高い評価を得ているだけに、今シーズン最大のネックとなっている守備陣の建て直しに成功すれば、順位も自然と上昇するはず。バルセロナの象徴とも言えるプジョルの獲得が実現すれば、プレミアの覇権を狙うトップクラブにとってトッテナムは不気味な存在となりそうだ。