一昨年の10月にパリ・サンジェルマン(PSG)を解雇され、その後9ヶ月間のブランクを経てセリエAのリボルノへ入団したビカシュ・ドラソー。リボルノでは1試合も出場することなく退団を迫られた。

 再び“浪人”となったドラソーにフランスリーグ2部のグルノーブルからオファーがあったのは先月のこと。レキップ紙によると、来季のリーグ・アン昇格を狙えるポジションにいるグルノーブル(前半戦終了時点で6位)は、元フランス代表MFの獲得に非常な関心を示した。12月中旬には、クラブ経営陣との話し合い、施設の訪問、さらにはメディカルチェックと入団に向けた動きが加速していた。

 ところが年末になって、「個人的な問題」を理由に、ドラソー側からグルノーブルへオファーを正式に断る申し入れがあった。レキップ紙は、グルノーブル入りが実現しなかったことで、ドラソーの現役生活にピリオドが打たれた可能性が高いと見ている。