パリ・サンジェルマン(PSG)ら5クラブが、リーグ・アンの他のクラブに先駆けて、年末の12月30日に練習を再開した。

 1月1日から冬の移籍市場が解禁となったが、2シーズン連続の不振から脱却を図るPSGとしては、昨シーズンの2部MVPで、1部に昇格した今季も5ゴールと活躍するカンのエースストライカー、ヨアン・グフラン(21)と、リヨンで出番が少ないブラジル代表FWフレッジ(24)が主な狙い。

 これらの補強計画には、後半戦のみならず来シーズン以降を見据えた思惑が多分に感じとれる。ポルトガル代表の歴代最多ゴール記録をもつペドロ・ミゲル・パウレタが34歳と高齢なためだ。

 レキップ紙によると、生まれ故郷のアゾレス諸島で休暇を過ごしたパウレタは、「今シーズン末にPSGとの契約が期限を迎える。僕の計画では、それが選手生活の最後。その後も現役を続けるチャンスは20%というところかな」と語っている。

 昨シーズンは15ゴールながら3度目のリーグ得点王に輝いたパウレタ。今季は前半戦19試合中、12試合(うち先発7試合)と大幅に出番が減っている。それでも4ゴールはチーム最多だ。