マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、今シーズンの優勝候補にアーセナルの名前を挙げた。

 29日のウェストハム戦に敗れ、プレミアリーグ首位の座をわずか3日間でアーセナルに明け渡したマンU。「新年を首位で迎えたチームが優勝する」との説を唱えるファーガソンは、プレミア連覇に危機感を感じている様子。それでも、連戦が続くスケジュールの厳しさを挙げ、ウェストハム戦で不甲斐ないパフォーマンスに終始したチームを公の場で批判することはなかった。

「新年を首位で迎えたチームが、リーグ優勝のタイトルを獲得する可能性が高いと私はいつも思っている。もちろん我々にもまだまだチャンスはある。しかし、ウェストハム戦での敗戦には非常に失望した。ウチは素晴らしいメンバーを揃えている。だから、選手を奮い立たせるだけで、結果はおのずとついてくるのだが…。今はシーズンでも一番大事な時期だ。リーグ戦だけでなく、チャンピオンズ・リーグやFAカップでも重要な試合が続く。この時期にこそ、しっかりとしたフットボールで勝たなければならない」

 31日に66歳の誕生日を迎えたファーガソン。いまだ誰よりも負けず嫌いな老将は、1月1日のバーミンガム戦で選手の巻き返しを期待している様子。プレミア連覇に向け、マンUは正念場を迎えているようだ。