誰にでもツイていない日はあるが、レアル・マドリーのU-21オランダ代表MFロイストン・ドレンテにとって12日水曜日は、まさに散々な一日となってしまったようだ。

 まず、ドレンテはスペイン国王杯アリカンテ戦の遠征時間に遅刻するという失態を演じてしまった。同日、バルデベバス練習場に向かう用意をしていたその時、クラブの関係者からドレンテに連絡が入った。「どこにいるんだ?」。「練習場に向かうところだ」と答えたドレンテ。「練習?アリカンテに行くんじゃないか。すぐに空港へ来い」。そう言われ、ドレンテはあわてて空港に向かった。彼が空港に着いた時には他のメンバーはすでにチェックインを済ませていたという。

 ドレンテによると、アリカンテ戦の招集リストを確認した際、その下に書かれていた「次回の練習は金曜日11時から」というインフォメーションとを読み間違えたとのこと。さらに、アリカンテ戦ではスタメン出場のチャンスを得たもののペナルティーエリアでファールを犯し、相手の先制点となるPKを献上。試合終了間際にドレンテに代わって入ったバルボアが同点ゴールを決め、格下相手に敗北という最悪の事態は免れることとなったが、ドレンテにとっては散々な一日、ツイてない日となってしまった。

 今夏、レアル・マドリーに移籍したドレンテだが、そのパフォーマンスは十分とは言えず、出場機会にも恵まれていない。冬の移籍マーケットでのレンタル移籍も噂されるほどだ。苦しい立場に立たされているドレンテの奮起に期待したいところだが…。

(スペイン通信)