セリエAの中でも、ひときわ狂信的なことで知られるパレルモ。現在のエースFWアマウリが、来夏ビッグクラブの標的になるのは確実な状況で、早くも次世代エースの確保に動いている。
 今季リーグ1(仏)のルマンで、ここまで18試合出場し10ゴールを挙げているFWトゥーリオ・デ・メロが、来季からシチリア島にやってくることは伊・仏両国のメディアから、すでに既定事実と見なされている。マルセイユとフィオレンティーナも獲得を狙っているとされるデ・メロの現契約は、来年の6月30日に切れる。パレルモとの交渉はすでに水面下で合意に達しているという。契約期間は4年となりそうだ。

 193cm、90kgの巨躯を誇る22歳の若者は、高さだけでなく左右両足が使える万能型。アマウリの後継者にふさわしい能力を備えているといえる。すでにパレルモ・サポーターの間でその名前は広まっており、シチリアの州都は、リーグ1後半戦を熱視線で追うことになりそうだ。