今シーズン初めにセリエAのリボルノと契約を結んだものの、1試合も出場せずに退団した元フランス代表MF、ビカシュ・ドラソー(34)がフランス2部のグルノーブルに入団する可能性が浮上している。17日レキップ紙が報じた。

 グルノーブルは日本企業が保有し、伊藤翔が所属するチーム。これまで大黒将志(現トリノ)や梅崎司(大分トリニータ)が在籍した。今シーズンは序盤から好調で、第18節終了時点で8勝5敗5引き分けの勝ち点29(首位と9差)で5位につけ、来季のリーグ・アン昇格を争う位置にいる。

 グルノーブルは公式ホームページで、「ドラソーは野心的なクラブのもと、新しい冒険に100%身を投じたい考えだ。グルノーブルの経営陣およびスタッフも、彼のやる気と理知的な話に心を動かされている」と数週間前にとられたコンタクトが本格的な交渉へと発展しつつあることを明らかにしている。グルノーブルは早くも18日から、ドラソーにチームの練習に参加するよう提案したという。