打球の方向を指さすタイ・フランス(ロイター)

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 MLBの地区シリーズが3日(日本時間4日)に開幕。ナ・リーグのパドレスは敵地でのブルワーズ戦に2-3で逆転負けし、黒星スタートとなった。

 あまりにも不運な結末となった。パドレスは1点を追う9回一死一塁から4番のタイ・フランス内野手(32)が守護神・メギルの投じた159キロ直球を一閃。打球は左翼上空に高々と舞い上がった。起死回生の逆転弾かと思われたが、ボールは屋根のケーブルに当たって落下。これを左翼手のチュウリオが左翼フェンス手前で直接捕球した。

 アメリカン・ファミリー・フィールドのグラウンドルールではフェアグラウンドの上空で屋根、屋根のトラス(骨組み)、または屋根のケーブルに当たった打球はそのままインプレーとなり、野手がその打球を捕球すれば打者はアウトとなる。審判は「アウト」をコールし、パドレスは異議を唱えたが、判定は覆らず、次打者のメリルは右直に倒れて第1戦を落とした。

 パドレスのスタメン監督は「今日の審判会議で、ボールが屋根に当たったらどうなるか冗談を言い合ったんだ」と明かし「残念ながら、私たちにとっては悪い運命だった。ホームランの可能性があるかのように見えた。ただ、思い通りにいかなかっただけだ」と肩を落とした。

 同球場の屋根は開閉式で、開いていれば逆転2ランになっていた可能性が高く、運に見放されたパドレスに米メディアは同情的だった。ドジャース専門メディアの「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン記者は「パドレスは本当に呪われた球団なのかもしれない。あの打球は本来ならスタンドに入っていたはずで、そうなればパドレスは9回に4-3とリードを奪えていたはず」と指摘。

「スポーティング・ニュース」も「サンディエゴにとっては非常に悔しい判定となったが、ルールに基づけば正しい判断だ。土曜日の夜、チームはこの判定で不利益を被ることになり、やはり自分たちには『呪い』がかかっているのではないかと感じているかもしれない」と報じた。