あと一球でこぼれ落ちた巨人「勝利」、5時間5分の激闘で決着つかず阪神とゲーム差2…橋上代行「引き分けは負けに等しい」
阪神2-2巨人(セ・リーグ=1日)--延長十二回、規定により引き分けた。
巨人は八回、吉川の犠飛で1点を勝ち越したが、阪神が九回、大山の適時打で追いついた。阪神はマジックナンバーを2とした。
ペナントの行方を左右しうる大一番で、意地と執念がぶつかり合った。レギュラーシーズン最後の伝統の一戦は、両軍にとって今季最長を塗り替える5時間5分の激闘となり、決着はつかなかった。しかし、逆転優勝のため、是が非でも勝たなければいけなかった巨人には、無念の引き分けとなった。
勝利はあと一球まできて、こぼれ落ちた。1点リードの九回、抑えのマルティネスが誤算だった。一死から、中野に右翼線二塁打を打たれ、森下に四球を与えた。4番の佐藤は中飛に抑えたものの、二死二、三塁となり、大山にフルカウントから甘い直球を中前にはじき返され、土壇場で振り出しに戻された。

先発の竹丸は毎回ピンチを招きながら、得点を許さない力投。打線も新人左腕の気迫に応え、四回には何としても欲しかった先取点を吉川の一打でもぎ取り、流れをつかんだかに見えた。

追加点を奪えないまま、迎えた六回に雲行きが怪しくなる。ベンチは、再三のピンチを切り抜けていた竹丸の心身の疲労を考慮し、2番手で西舘をマウンドへ。しかし、先頭の大山への変化球が浮いて同点ソロを浴び、虎の子のリードを失ってしまった。
今季の阪神戦は8勝16敗1分けと大きく負け越した。最終戦も優位に試合を進めながら、勝ちきれなかった現実を受け止める必要がある。橋上監督代行は「一試合一試合、全力でやることに変わりはない。諦めることなく、あと2試合、しっかりやるべきことをやりたい」と誓った。悲願は限りなく遠のいたが、戦いは終わっていない。(平山一有)
巨人・橋上監督代行「引き分けは、我々にとって負けに等しい。(竹丸は)よく放ってくれた」
