雪が降る深夜、1時間の“待機指示”で「本当に凍死してしまうのではないかと」 高台のマンション屋上で待ち続けた警備員男性

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過酷な現場での“待機指示”はシャレにならないこともあるようだ。投稿を寄せた埼玉県の40代男性は、約10年前に東京都内で機械警備のパトロール員をしていた時の出来事を振り返る。

12月の年の瀬、雪の降る寒い日に「20時に夜勤を交代した後から警報が鳴りっぱなしで、寒い中を東奔西走していました」という。(文:法田ひまり)

高台の15階建てマンションで警報発生、極寒の屋上を確認することに

深夜1時ごろ、15階建てのマンションで警報が発生し、現場に向かうことになった。当時の状況をこう書いている。

「私はマンションの管理室に入り、状況を確認しました。どうやら屋上部にある給水塔でトラブルが発生していたようで、脚立を持って15階に上がり、天井の扉を開けて屋上に出ました。高台の上にある15階ですので、実際には30階くらいの高さになっていたはずです。強い北風が全身を包みました」

高台にあるマンションの屋上、しかも真冬で雪まで降っている。現場は想像以上に過酷だったようだ。給水塔を確認すると、凍結の影響で給水設備に不具合が起き、水があふれていたという。

「下部の排水栓から排水を試みて、正規の位置まで減水しなければいけないのですが、排水栓も凍り付いてびくともしません。機械警備は一次対応が仕事ですので、管理会社に報告して次の物件に行こうと思った」

しかし、男性は思いもよらぬ窮地に立たされることになった。

「オーナー様の確認を取りたいとのことで、まさかの待機を指示され、吹きっさらしの屋上で待つことになりました。いったん、屋内に戻ってもよかったのですが、屋上へ出る扉は脚立を使ってなおつま先立ちをして、さらに備え付けの梯子を上る危険な構造だったので、あまり上り下りはしたくなかったのです。そうして、寒い真冬の夜中の屋上で一人ぽつんと、都内の夜景を眺めつつ、ひたすら管理会社からの返信を待っていました」

「本当に凍死してしまうのではないかと思った」

時間だけが過ぎていく中、やっと男性はその状況から抜け出すことができた。

「あまりの寒さに、本当に凍死してしまうのではないかと思った頃、ようやく管理会社から返信が入り、日が昇ったら業者を手配するのでそのままにしてほしいとのことで、ようやく解放されました。

ゆっくりと梯子を下りて、脚立を片し、報告書を書き終わったころには2時間近く過ぎていて、1時間以上吹きっさらしの中にいた私は、すっかり凍死寸前の危険な状態だったことに気が付きます」

無事に解放された男性は、胸をなでおろしたようだ。男性は「車の暖気がとても暖かかったのと、仕事が終わった後に死ぬほど寝たのはよく覚えています」と綴っている。

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